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安心空間におけるアカネズミの行動 【生物と環境】

 アカネズミは日本固有種であり,北海道から九州までの低地から高山地帯まで広く分布します。頭胴長は80〜140 mm程度でその生息環境は森林から農耕地,河川敷と多岐にわたり,種子や昆虫などを食べ物としています。食事は穴の中や石垣のすき間など狭い空間で行うことから,アカネズミの通り道(トンネル)の上に,直径30 mmの穴を開けた板を置き,一辺の長さが150 mmのプラスチック容器をかぶせて安心空間としました。中にヒマワリの種子やクルミを置いておくと周りで人が見ていても(但し静かに)平気で食事をします。
 この映像は安心空間でアカネズミ(最初の方)と野ネズミ(アカネズミの幼体かヒメネズミか)が食事をしてる様子です。

[撮影 北垣憲仁]