トップページ > 第5学年向け
第5学年向け
水中の小さな生物 |
|
メダカがミジンコを補えようと追いかける様子を,1秒間に60枚の高速度撮影で記録し,8 fpsで再生しました。ミジンコが懸命に動かしているのは第2触角です。この映像ではミジンコがなんとか逃げ切りました。このメダカは普段人工飼料を食べているため,動く餌を補えることに慣れていなかったようです。 [撮影 三井寿哉・八子芙美子・石戸谷彩子] |
|
植物の発芽 |
|
植物の成長や動きは遅いため,なかなか認識しにくいのですが,時間を縮めて見てみると,土を持ち上げ首を振りながらたくましく成長している様子が分かります。このように先端を回転させながら成長する様子は回旋転頭運動と呼ばれ,茎の先端だけでなく根の先端でもみられます。360°周囲の情報(光の強さや水分量など)をしっかり補足しながら伸びる方向を決めているのです。この映像は,1時間ごとに3日間撮影した写真を8 fpsで再生しています。 [撮影 中西 史] |
|
植物の受粉 |
|
アサガオの開花と自動受粉 |
夏にたくさんの花を付けるアサガオは,花が開いた時点でほとんどの花が受粉をすませています。その仕組みは,短かったおしべが夜の間に伸び,葯が柱頭を追い越す際に花粉をなすりつける,というものです。このように花自身のつくりが変わることで自家受粉を行う方法を「自動受粉」といいます。アサガオは種子でないと冬越しできないので,より確実に種子を作る方法を獲得したのだと考えられます。オシロイバナやツユクサは花が萎れる過程で自動受粉を行います。こちらは他家受粉を優先しているタイプです。自動受粉を行う植物も必ず他家受粉の機会を設けているのは,子孫を残す上で遺伝的な多様性が重要であることを象徴しています。 [撮影 岡田真綺・神嶋凌介] |