ノートパソコンに付いているカメラでも、もちろんオンライン授業は可能です。スマホのカメラも優秀です。とても多くの種類が売られているカメラですが、何を基準に選べばいいのでしょうか。
判断基準はずばり「どんな映像をとりたいか」です。

ノートパソコン付属カメラ

いま売られているノートパソコンのほとんどにカメラは付いています。もちろんコレでオンライン授業は可能です。
ノートパソコン付属カメラで撮るときには、そのままテーブルの上に置いてしまうと下から煽ることになり、顔が下膨れで鼻の穴が目立つ画になってしまいます。何かで高さを調節し、カメラと目線が同じ高さになるようにしましょう。
とはいっても、このカメラで実験や実習をとるのは一苦労。画質も良いとは言えません。必要最低限のカメラであるといえます。

スマホ

意外とおすすめなスマホのカメラ。iPhoneなどはすごく綺麗に撮ることができます。インカメラとアウトカメラを切り替えて使うこともできて、実験や実習を撮るときにも重宝します。また、アプリを使うことができるのも特徴です。周辺をぼけさせたり装飾を加えたりと、他のカメラでは簡単にできないことも、スマホカメラなら簡単にできてしまいます。
欠点は、撮影中に携帯が使えなくなること。また着信や通知などは切っておかないと、そのまま音が授業で流れてしまいます。
Zoomのアプリでそのまま配信も可能ですが、この場合は画面の小ささがネックです。パソコンとは異なり、参加者やチャットなどは同一画面に表示できません。また画面共有で共有できるものも限られてしまいます。

Webカメラ

USBでパソコンと接続して使うタイプのカメラを指します。ノートパソコンにはカメラが付いていますが、デスクトップパソコンだと別途Webカメラを付ける必要があります。安いものだと3,000円くらいから3万円くらいのものまであります。液晶ディスプレイに挟んで使用する前提のものが多く、多くの機種でクリップが付いています。
レクチャー中心の授業であれば、このカメラでZoomオンライン授業は可能でしょう。しかし、PCと接続していないといけませんし、単体での録画はできないので、実験や実習を撮影するのには向いていません。

ビデオカメラ

運動会などでお父さんが手にするあれです。オート機能で手軽に撮影できるようになっています。量販店に行くと運動会などでの使用例が多いため、ズーム倍率が強調されていることが多いですが、オンライン授業においてはズーム倍率よりも「広角」引いたときにどこまで引けるかに注目しましょう。
ただ、ビデオカメラはそのままPCに接続することが出来ません。ビデオカメラのHDMI(MicroHDMIやMiniHDMI)をUSBへ変換するアダプターが必要になります。

一眼レフカメラ・ミラーレス一眼

最近シェアを伸ばしているのが一眼レフカメラです。レンズのマウントタイプにより種類が分かれます。原則的に、レンズマウントは各社が独自の規格を採用しており、座金の口径、レンズを固定するための爪の位置や数などはメーカーによっても異なり、一眼レフかミラーレス一眼かによっても違ってきます。
豊富なレンズや、ボケ味のある雰囲気のある映像が撮れることから、プロの現場でも使われることが多くなってきました。しかし、ピントをしっかりと合わせないといけないので、オートフォーカス機能が付いていてもビデオカメラより撮影技術は必要となります。動きの大きい撮影はビデオカメラのほうが撮りやすいでしょう
オンライン授業においてもレンズが豊富であるため、マクロ撮影などに強みを発揮できます。また、背景をぼかせる事から、職員室や雑多な場所でもそれなりに撮影できます。
ただ、ビデオカメラ同様、そのままPCに接続することが出来ません。カメラのHDMI(MicroHDMIやMiniHDMI)をUSBへ変換するアダプターが必要になります。(キャノンの一部カメラでは、USB接続ができるカメラも出てきました)

特殊なカメラ

ウェアラブルカメラ・アクションカメラ

GoPro「HERO8」、DJI「OSMO Action」、「SONY FDR」などなど。一人称視点で、体に装着してハンズフリーで撮影するビデオカメラになります。オンライン授業でも実験や実習などヘッドマウントと併用することにより,録画をしながらも両手が自由に使えます。
また、通常の授業においても「月(金星)の満ち欠け」や「像のでき方」などは観察する位置によって見え方が異なってしまいますが、このような小さなカメラをテレビに繋いで見せることで、理解度を高めることができます。

360度カメラ

カメラ単体で360度の撮影が出来てしまうものです。複数の異なる時間帯に360度カメラで撮影された影と太陽の位置関係が記録できるなど、授業でも使える映像を撮影することができます。また、複数人がかかわる実験や実習などでは、1台のカメラで全員の動きを確認することができ、どんなことが起きた時に、誰がどのような動きをするべきなのかが、一目でわかります。


弊社が今まで制作してきたe-ラーニング教材の作成ノウハウを、先生方のオンライン授業にも活かしていただきたいと思います。オンライン授業の撮影方法編集方法などなど、相談やコンサルティングにも柔軟にお応えいたします。また、機材だけ一式貸してほしいなども。一度お問い合わせください。

日本放送協会、(株)NHKテクノロジーズ、東京大学、東京学芸大学、株式会社ナリカ、東京工業大学、NPO法人理科カリキュラムを考える会、NPO法人ガリレオ工房、など多くの映像教育コンテンツ&配信に携わっている弊社に、まずはあなたの困っていることをご相談ください。

【司会】
上田一生
(公益財団法人東京動物園協会)
【ゲスト】
芦刈さま(サンシャイン水族館)
井上さま(しものせき水族館海響館)
佐々木さま(埼玉こども動物園)
堀田さま(須磨海浜水族館)
笹森研究員(元極地研・南極越冬隊)
鈴木研究員(教員)
鈴木研究員(農家)
冨田研究員(映画監督)


先日は『世界ペンギンの日』に、動物園・水族館でペンギンの飼育・展示に従事される方々をZoomで繋ぎ、ペンギンについて語り合うフォーラムを開催しました。そしてその模様をYouTubeLiveで生配信いたしました。動物園・水族館が自粛休業している今だからこそのフォーラムです。
500名以上の方々に視聴いただき、コメントやTwitterなどからリアルタイムに質問を受け付け、その場で答えてもらったりと相互のやり取りもできたのではないかと思っております。

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