このメインウィンドウでは、すべてのビデオミキシングが行われます。
従来のビデオスイッチャーを使用したことがある方は、メインウィンドウが見慣れたものに見えるかもしれません。

メインウィンドウには 4 つの要素があります。

1. 出力ウィンドウ(緑のタイトルバーがある右上のコーナー)

これは、Live または Program ビデオ出力ウィンドウです。この出力はフルスクリーンウィンドウにも表示され、デフォルトではコンピュータのセカンダリディスプレイに表示されます。この出力は、録画を設定するときにも使用されます。

2. プレビューウィンドウ(オレンジ色のタイトルバーがある左上の角)

従来のビデオミキサーと同じように、表示したい入力を最初にこのプレビューウィンドウに配置します。中央のカットボタン、フェードボタン、トランジションボタンを選択すると、プレビューウィンドウは出力ウィンドウと入れ替わります。

3. タブ

左側の色分けされたタブはインプットをカテゴリー別に整理し、右側のタブはオーディオミキサーやインスタントリプレイコントローラーなどのドック機能に使用できます。

4. 入力バー(下段)

カメラ、ビデオ、その他のすべてのタイプの入力がこの入力バーにロードされます。小さなリアルタイムプレビューウィンドウが表示されます。これらの項目をクリックすると、プレビューウィンドウに表示されます。これらの項目をダブルクリックすると、Input Settings ウィンドウが表示されます。
一度に複数列の入力を表示することもできます。詳細は入力を参照してください。

5. フッターバー(下)

下部には、入力を追加するためのボタンと、録画、ストリーム、外部出力などの機能を設定したり起動したりするためのボタンが並んでいます。

独自解説

他のスイッチャーを使用している方には、プログラム出力が緑で、プレビューがオレンジというのは慣れないと思います。やはりプログラムが赤でプレビューがグリーンですよね。vMixでは設定でここも変えることができます。慣れた環境にするというこは、ミスを減らすには意外と大切なことです。

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    勝手に解説マニュアル~vMixの使い方-01-

    同じようなソフトには、Xsplit や OBS Studio などがありますが、特に映像も音声も出力系統の豊富さから、業務で配信を請けるのであれば使いこなしたいvMix。
    ですが、日本語のマニュアルや解説書が少なく、ネット上の情報も限られています。本書でvMixの世界を拓いてください。

    vMixは、Windows専用のライブビデオ制作ソフトウェアです。オーストラリアの StudioCoast Pty Ltd 社が開発しています。vMixは購入バージョンによって、標準解像度(SD)、高解像度(HD)、さらには4Kで制作できます。

    この-01-では、「第一章:vMixとは」、「第二章:インターフェイス」、「第三章:設定」、「第四章:入力」と解説しています。まだまだvMixのさわり部分です。

    次回は、「第五章:オーディオ」、「第六章:ビデオの録画(記録)」、「第七章:外部出力(外部)」、「第八章:ストリーム」「第九章:MultiCorder」、「第十章:プレイリスト」、「第十一章:オーバーレイ」とシリーズとして続けてまいります。

    vMixはとても多くの機能が詰まっており、全体では二十章くらいになってしまうのではないかと思っています。全体が完成してからですと、現状日本語の解説本が無い状況を打破できないので、まだ途中ですがださせていただきました。

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