Recordingの形式やビットレートなどの設定は、vMixのUserGuideなどを参考にとなりますが、このRecordとStreamingの開始・終了についても、ショートカットやTriggerをお勧めします。
YouTubeLiveで配信の場合、一度配信を開始し止めてしまうと、もう同じURLで配信を続けることは出来なくなります。これはYouTubeSTUDIOでのライブ配信開始のお話ですが、配信データが一定時間来なくなった場合も、自動的に終了してしまいます。ということは、「間違えて止めちゃった!」ということは無くさないといけません。そのためには、ディスプレイを見ながらマウスで「Streaming」をクリックするという行為自体を改める必要があります。開始した後、その位置にカーソルがあり続け押してしまったら、止まってしまうからです。
そのためには、やはりショートカットですね。「StartStreaming」。「StartStopStreaming」にしてしまうと、もう一度押したときに止まってしまいますから、あくまでも「StartStreaming」ただ、例えばTwitterに動画を配信することができる「Periscope」などは、何度でも配信したり止めたりすることができます。vMixは3箇所への同時配信が可能ですから、そんな場合は、Valueに何番のStreamかを入力すれば、そのStreamingだけを制御できます。YouTubeLiveは常に配信をし続けて、Twitter(Periscope)は一部だけを配信するという事も可能になるわけです。
そして配信以上にスタートを忘れがちなのが録画Recordです。配信に気がとられていると、つい録画開始を忘れてしまいますよね。これは、Input Settingのトリガーを組んでおくことで解決です。例えば、蓋画の動画Inputに、TriggerとしてOnTransitionOut StartRecordという指示を入れておけば、蓋が開くと録画が自動的に開始されます。そして、OnTransitionIn StopRecordという指示を入れておけば、蓋画になると録画が止まります。すぐに停止してほしくない、もしくは蓋画から蓋画に切り替える可能性がある場合は、OnTransitionIn StopRecordのDelayに3000とか入れておけば3秒後に録画が止まるので、スタートとストップの誤作動がなくなります。(同じDelayだと誤作動の可能性あり)ただし、Delayの時間は30000(30秒)が上限です。
これなども、長時間イベントでところどころ配信したいという場合、YouTubeLiveは常に蓋画も流しておくけれど、Twitter(Periscope)は蓋画に入ったら一旦Streamingを止めて、蓋画が明けたら再度配信するなどにも使用することができる、自動化の機能です。