パワーポイントを活用した講習会やセミナーのオンライン化は想像つきやすいですし、移行も容易にできるかと思います。ですが、例えば絵画やデッサン、POPや書道など、実技講習会をオンラインで教えていくことは出来るのでしょうか。
2台のカメラ
パソコンの講習をオンライン講習化するのは容易ですが、実技講習をオンライン講習化するにはカメラの工夫が必要です。1つはカメラの台数です。通常のウェビナーやオンライン講習であれば、ノートパソコンのウェブカメラでも実施可能です。ですが、実技のオンライン講習では実技を見せるカメラと講師を見せるカメラの2台が必要となります。
カメラの撮り方
1台は講師を見せるカメラですから、前に置けば大丈夫です。問題はもう1台です。机の上で書く場合、カメラは右のように天井に設置する必要があります。これは、部屋を仕切るスライドドアの溝にホームセンターで購入した長いネジ(1/4インチ)を取り付けて、カメラをぶら下げています。実技講習のウェビナーやオンライン講習では、どのように講師の手元を魅せられるかでわかりやすさが格段に異なってきます。
天井にカメラを取り付けることができると、このように天井から手元を撮影することができます。
天井設置のコツは、講師の頭で手元が隠れないように、少し前方から斜めに撮影できる位置にすることです。また、画面の天地(上下)がさかさまにならないように気を付けましょう。
2台のカメラは、ATEM Miniで切り替えてパソコンに接続します。マイクもワイヤレスマイクの方が邪魔にならないでしょう。