カメラを手にすると、どうしてもズームを使いたくなってしまします。ですが、寄ったり引いたりズーム撮影を多用しないよう心がけてください。また編集に慣れてくると、あんなエフェクトやこんなエフェクトを使いたくなります。テロップもバラエティのように入れたくなっちゃいます。でもこれらも必要以上にやりすぎない。
オンライン授業は、学生が理解しやすいように作ることを心がけましょう。
ズームを多用しない
ズームは肉眼ではありえない表現です。必要性をよく考え、意図がない無意味なズームは避けましょう。カメラの基本は、対象物に近づいて大きく見せるです。もしくは、全体を見せて場面を理解させたうえで、寄りのカットに切り替えます。では意味があるズームとはなんでしょう。例えば心の動きです。海で広い画を横にパンしていて、なにか浮いてる。なんだ? この「なんだ」をズームで寄ってアップにすることで表現するのです。
エフェクトを掛けすぎない
編集作業は編集者の技量と自己主張が最も反映される部分となります。そのため学生目線・動画の目的を意識し続けていないと、自己満足に陥ってしまう危険性があるので気を付けましょう。特に注意したいのが「エフェクト」です。カットとカットをつなぐ際に、意味もなくエフェクトをかけないように気を付けましょう。基本は何もエフェクトを付けないカット編集です。そこに、振り返りの動画を挟んだ時には、一度白になるエフェクトをはさんだり、時間経過を表すときにクロップエフェクトを挟んだりします。エフェクトは常に意味を意識して使うようにしましょう。
テロップだらけにしない
ほとんどのバラエティ番組では、話している内容と同じものを装飾したテロップで彩っています。しかし、テレビで見ることが前提であれば全部をテロップにしても見えますが、オンライン授業は携帯で見ている生徒もいるかもしれません。回線速度が遅く、画質が悪い可能性もあります。これはスライド制作時にも当てはまりますが、小さい文字はオンライン授業では読めない可能性があります。
ですので、テロップは特に強調したいもののみを要約して表示するようにしましょう。
日本放送協会、(株)NHKテクノロジーズ、東京大学、東京学芸大学、株式会社ナリカ、東京工業大学、NPO法人理科カリキュラムを考える会、NPO法人ガリレオ工房、など多くの映像教育コンテンツ&配信に携わっている弊社に、まずはあなたの困っていることをご相談ください。
上田一生
(公益財団法人東京動物園協会)
【ゲスト】
芦刈さま(サンシャイン水族館)
井上さま(しものせき水族館海響館)
佐々木さま(埼玉こども動物園)
堀田さま(須磨海浜水族館)
笹森研究員(元極地研・南極越冬隊)
鈴木研究員(教員)
鈴木研究員(農家)
冨田研究員(映画監督)
先日は『世界ペンギンの日』に、動物園・水族館でペンギンの飼育・展示に従事される方々をZoomで繋ぎ、ペンギンについて語り合うフォーラムを開催しました。そしてその模様をYouTubeLiveで生配信いたしました。動物園・水族館が自粛休業している今だからこそのフォーラムです。
500名以上の方々に視聴いただき、コメントやTwitterなどからリアルタイムに質問を受け付け、その場で答えてもらったりと相互のやり取りもできたのではないかと思っております。