さて、実習や実験が伴うオンライン授業は、もっと難易度が上がります。しかし何にもできないということはないと思います。

オンライン授業では、生徒にやってもらうことができませんので、実験機材が必要なものは、教員がデモンストレーションして、それを収録しておくことになります。固定カメラでは収録が効果的にできないことが考えられますので、複数台のカメラで撮影したものを編集したり、編集した実験に説明のナレーションをつける必要が出てきます。もちろんリアルタイムでデモンストレーションできるのであれば、それでも構いません。

では、実習や実験において効果的な映像とはどんなものでしょうか。
 ●全体像が掴める必要があります。使う器具や配置、必要な人数や場面。
 ●そして、実験者の動き。
 ●さらに実験者の目線。何を確認しどこに気を付けているのか。
 ●これらに映像ならではの必要な個所のアップやCGなどでの補足。
このような映像を編集したり組み合わせて見せることで、手順や気を付けるべき点を身に着けさせる必要があります。これは、実験や実習が実際にできるようになった場合でも、反復復習として有用な教材になるでしょう。

また、最初から編集済(答え)を見せるのではなく、全体像や実験・実習者が映っている映像をみせて、ブレイクアウトセッションなどで生徒に考えさせたうえで、実験者の目線や注釈の入った映像を見せることによって、答え合わせをしていく。という流れも有効だと思います。

ただし、Zoomの画面共有で映像を見せようとすると、生徒のネット環境によってはスムーズに見れないことが多いです。ですので、予めYouTubeの限定公開などにアップしておき、チャットでURLを教えて一斉に見てもらうというのが、実用的かと思います。


弊社が今まで制作してきたe-ラーニング教材の作成ノウハウを、先生方のオンライン授業にも活かしていただきたいと思います。オンライン授業の撮影方法編集方法などなど、相談やコンサルティングにも柔軟にお応えいたします。また、機材だけ一式貸してほしいなども。一度お問い合わせください。

日本放送協会、(株)NHKテクノロジーズ、東京大学、東京学芸大学、株式会社ナリカ、東京工業大学、NPO法人理科カリキュラムを考える会、NPO法人ガリレオ工房、など多くの映像教育コンテンツ&配信に携わっている弊社に、まずはあなたの困っていることをご相談ください。

【司会】
上田一生
(公益財団法人東京動物園協会)
【ゲスト】
芦刈さま(サンシャイン水族館)
井上さま(しものせき水族館海響館)
佐々木さま(埼玉こども動物園)
堀田さま(須磨海浜水族館)
笹森研究員(元極地研・南極越冬隊)
鈴木研究員(教員)
鈴木研究員(農家)
冨田研究員(映画監督)


先日は『世界ペンギンの日』に、動物園・水族館でペンギンの飼育・展示に従事される方々をZoomで繋ぎ、ペンギンについて語り合うフォーラムを開催しました。そしてその模様をYouTubeLiveで生配信いたしました。動物園・水族館が自粛休業している今だからこそのフォーラムです。
500名以上の方々に視聴いただき、コメントやTwitterなどからリアルタイムに質問を受け付け、その場で答えてもらったりと相互のやり取りもできたのではないかと思っております。

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