vMix単体で、もちろんテロップは出せますし、動画などのメディアプレイヤー機能も持っています。ですが、多くの素材があるとき、また、生放送中にTwitterやYouTubeコメントなどを出す必要がある時などは、スイッチャーとは別にこれらを管理する人、つまりもう1台vMixを扱う人が欲しい時もあったりします。
そんなとき便利なのがNDI接続でのAlphaチャンネルです。
この様なGT タイトルデザイナーで作成したものや、PNGを使用したものなどを、vMixから、もう1台のメインvMixやTricasterなどにアルファチャンネル付きで送出します。
右上の設定から出力タブを選び、NDIをONにします。(NDIをクリックすると緑色になります)
その隣にある歯車をクリックして設定画面を開きます。
2つ目の項目がAlphaチャンネルの設定です。受信アプリケーションの要件に応じて、Straight または Premultiplied を選択するのですが、Premultipliedを選択してみてください。両者の違いが気になる方は、別途調べてみてください。
これで、もう1台のメインvMixで、NDI入力ソースで選択でき、オーバーレイで問題なくアルファチャンネル付きで使用できます。
NDIが使えない
もちろん上記はNDIが入力ソースとして利用できるTricasterや vMixがメインスイッチャーである場合です。ブラックマジックデザインのATEMやRolandのスイッチャーがメイン機である場合は、フィルキーかクロマキーで抜く事になります。入力数を考えると緑背景にしてクロマキーが簡単でしょうか。