vMix単体で、もちろんテロップは出せますし、動画などのメディアプレイヤー機能も持っています。ですが、多くの素材があるとき、また、生放送中にTwitterやYouTubeコメントなどを出す必要がある時などは、スイッチャーとは別にこれらを管理する人、つまりもう1台vMixを扱う人が欲しい時もあったりします。

そんなとき便利なのがNDI接続でのAlphaチャンネルです。

この様なGT タイトルデザイナーで作成したものや、PNGを使用したものなどを、vMixから、もう1台のメインvMixやTricasterなどにアルファチャンネル付きで送出します。

 

 

右上の設定から出力タブを選び、NDIをONにします。(NDIをクリックすると緑色になります)

その隣にある歯車をクリックして設定画面を開きます。

 

2つ目の項目がAlphaチャンネルの設定です。受信アプリケーションの要件に応じて、Straight または Premultiplied を選択するのですが、Premultipliedを選択してみてください。両者の違いが気になる方は、別途調べてみてください。

これで、もう1台のメインvMixで、NDI入力ソースで選択でき、オーバーレイで問題なくアルファチャンネル付きで使用できます。

NDIが使えない

もちろん上記はNDIが入力ソースとして利用できるTricasterや vMixがメインスイッチャーである場合です。ブラックマジックデザインのATEMやRolandのスイッチャーがメイン機である場合は、フィルキーかクロマキーで抜く事になります。入力数を考えると緑背景にしてクロマキーが簡単でしょうか。

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    勝手に解説マニュアル~vMixの使い方-01-

    同じようなソフトには、Xsplit や OBS Studio などがありますが、特に映像も音声も出力系統の豊富さから、業務で配信を請けるのであれば使いこなしたいvMix。
    ですが、日本語のマニュアルや解説書が少なく、ネット上の情報も限られています。本書でvMixの世界を拓いてください。

    vMixは、Windows専用のライブビデオ制作ソフトウェアです。オーストラリアの StudioCoast Pty Ltd 社が開発しています。vMixは購入バージョンによって、標準解像度(SD)、高解像度(HD)、さらには4Kで制作できます。

    この-01-では、「第一章:vMixとは」、「第二章:インターフェイス」、「第三章:設定」、「第四章:入力」と解説しています。まだまだvMixのさわり部分です。

    次回は、「第五章:オーディオ」、「第六章:ビデオの録画(記録)」、「第七章:外部出力(外部)」、「第八章:ストリーム」「第九章:MultiCorder」、「第十章:プレイリスト」、「第十一章:オーバーレイ」とシリーズとして続けてまいります。

    vMixはとても多くの機能が詰まっており、全体では二十章くらいになってしまうのではないかと思っています。全体が完成してからですと、現状日本語の解説本が無い状況を打破できないので、まだ途中ですがださせていただきました。

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